お題夢。

   





 「せんぱ〜い!!」



  はぁ…またおまえか。


  いちいちウザイよ。


 「何?藤代。」

 「俺また勝ったんスよ!」

 「何が?サッカーの試合?」

 「ゲームッスよゲーム!」

 「あ、そ。良かったね。」


 「何スかそれー!頑張ったんスよ?!」

 「それはそれは。」


  なんでこいつはいつもいつもテンションが

  高いんだ。

  訳わかんない奴。


 「先輩ー。三上先輩が言ってましたよ?」

 「何て。」

 「『少しは笑え』って!!」

 
  変なポーズをとりながらいうな。

  お前は。

  それに…

 「亮なら自分で言いに来るし。

  あんたの言葉だろそれは。」

 「あれ?バレちゃいましたかー?」

 「バレバレだ。バカ代。」

 「先輩酷いッス!藤代ッスよ!」

 「っつか俺には用事あんだけど?」

 
 「そんなのどうでもいいんスけど。」

 
  てんめぇ。

  俺の用事が何か知りもしないで。

  
 「っつかなんで自分の事『俺』って呼ぶんスか?」

 「どうだっていいだろ。」

 
  あんたには関係ないじゃん。

 
 「そうッスねー。あ!俺これからPK練習するんスよ!

  見に来ませんか?」

 「俺はそのPK練習のスコア付けしなきゃ

  なんねぇんだよ。ほら!いくぞ!」

 「はいっ!俺の事ばっちり見ててくださいね!」

 「あーわーかった。はやく行くよ。」

 「はい!!」


  まったく…本当に犬みたいな奴。

  
  それに俺が自分の事『俺』って呼ぶ理由が知りたいのか?


  まぁ俺は一応女だからね。


  理由?

  そんなん『俺』が言いやすいからに決まってるじゃない。


 









  「。」

  「何?亮。」

  「バカ代と何喋ってたんだよ。」

  「あら…嫉妬?」

  「まぁな。」

  

   なんでそういう。

   というかなんで嫉妬されなきゃなんないんだよ。
 
  「んで何話してたんだよ。」

  「今からやるPK練習の事だけど?」

  「本当か?」
  
  「亮に嘘ついてどうすんのよ。」

  「だな。」

  「自惚れするんじゃないの。」

  「あ?してねぇよ。んなもん。」

  「あっそ。」

  「というより練習終わったら飯食いにいかねぇ?

   休日だしな。」

  「行かない。」

  「なら他の女と行くからいいぜ。」

  「あ、そ。良かったね。」

  
    勝手に行ってろ。

    別に俺は嫉妬なんてしないし。

    いちいちしてられないわよ。

  「なっ…冗談だっつの!」

  「そう。」

  「冷めてるな。お前。」

  「悪かったわね。」

  
    亮は何が言いたいのかよくわかんない。

    まぁいいか。

    気にしないでおこう。

    気にするだけ無駄だな。




  「ほら、亮に番だってよ。」

  「んじゃ行くか。」

  「行け。」

  「ちゃんと見てろよな。」

  「あーわーったわーった。見ててやるからいけ。」

  「あぁ。」



   藤代と同じこと言いやがって。

   わけわかんないやつ。

  
 
  「先輩。」

  「タク。どうした?」

  「いえ。三上先輩と何しゃべってたのかなぁ?と思って。」

  
    あんた達ななんで同じような事聞くのよ。

    さすが武蔵森四天王。

    いう事も同じなのかしら?


  「あぁ…別にたいした事じゃないわよ。」

  「そうですか。」

  「嫉妬でも?」

  「え…あ…その//」

  
    亮とは違う反応。

    しかも顔赤くなってどうするタク。

  「えっと…このあと俺と出かけませんか?」

  「タクと?」

  「はい!」

  「そうだね…まぁ俺も暇だしいいか…な。」

  「じゃぁ一緒に行ってくれるんですか?」

  「いいよ。他の奴には内緒。いい?」

  「はい!わかりました。あ…次俺の番みたいです。」

  「頑張ってね。タク。」

  「はい!見ててくださいね。」

  「はいはい。見てるからいっておいで。」

  「じゃぁ行ってきますね。」


    一番タクがマシかもね。


    うるさくもないしタラシでもない。

    
    どっちかってーと猫みたいで可愛い。


  「。どうだ?PK練習の風景は。」

  「キャプ?いいの?GKがここにいて。」

  「あぁ、代わってもらったんだ。」

  「そう。」


   なんでこうもまぁ順番に来るのよ。

   まぁいいか。

  「どうしたの?キャプは。」

  「あぁ…笠井としゃべっていたみたいだったから

   何を話していたのかと…と思ってね。」

  「四天王はみんなで考える事が同じなのね。」

  「はは…。そうか。」


   うん。そうだよ。

   なんでこうもまぁ…。


  「というか呼んでるよ?」

  「本当だ。行かなきゃな。」

  「そうね。じゃぁ行ってらっしゃい。」

  「あぁ。」

  
   
    わけわかんない。

    今度は藤代が来たりして…。

    

  「せんぱーい!」

  「でた…。」

  「その『でた』って何スかー?」

  「そのまんまの意味よ。」

  「んーよくわかんないけどま、いっか。」

  
   よくないと思うけど。

   
  「んで何か用?」

  「俺腹減ってるんスよ!」

  「だから何よ。」

  「この後一緒に何か食べにいきません?」

  「駄目。却下。」

  「何でッスかー?」

  「予定あるのよ。悪いけど。」

  「ふーん。誰とッスか?」

  「誰だっていいじゃない。」

  「でも気になるんスよ!」

  「気にならんでもいい。」

  「先輩のケチー。」

  「ケチで悪かったな。っと俺は着替えてくるよ。」

  「着替えッスか?なら俺も一緒に…」

  「バカ代。変態かお前は。」

  「そんなんじゃないのに〜。」

  「んじゃね。」

 
    部屋に戻らなきゃね…。

    




    さて…着替え。


    やっぱジーパンでいいか。

    それに上この服でいいな。

 









  









  「バカ代ータクは?」

  「あぁあそこに…って何スか!その格好!!」

  「普段着。悪い?」

  「露出多すぎっすよ!」

  「あんたはオヤジか。」

  「オヤジじゃないッスよー。」

 
  「先輩!」

  「タク遅い。」

  「ごめんなさい;」
 
  「まぁいいや。行こっか?」
  
  「はいっ!ってその格好で行くんですか?!」

  「まぁね。」

  「露出多すぎません…?」

  
   タクも同じ事言っちゃって

   2人揃って…まったく。
  
   というかタクも普段着じゃん。

   着替え早いな。

   誠二はジャージなのに。


  「いいから行くよ?」

  「はい!」

  「あー俺も行きたいッスよぉ!」

  「駄目」

  「せんぱーい!お土産楽しみにしてますね!」

  「何処に行くと思ってんのよ。まぁいいわ。」
 
  「やった!」

  「じゃぁ行きましょうか。」
  
  「そうね。」




    その後俺はタクと一緒に昼食をとったりした。

    まぁ…こういう日があってもいいか。





      end.




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   お題夢です。
   読んでくださり有難うございました。
   2004.10.10  蓬莱紅 想琶   
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